【本の紹介】道はひとつじゃないよ
「諦める力」はこんな人にオススメ!
- 新しいことを始めようとしている方
- 挑戦をつづけるか悩んでいる方
- 仕事が自分に合っているか迷っている方
↓読んでみてください
挑戦は失敗して、当たり前
ブログに挑戦なう。でも、そこまで成功しようなんて考えてない。
なぜなら、私の目的は文章を書く力を鍛えることであり、ブログは文章を”書くための1つの手段”にすぎないから。
「目的」と「手段」を履き違えるな!ってよく耳にする。
あなたは、なにか挑戦をしていますか?
挑戦することは素晴らしいこと。そのまま継続していこう。
でも、条件つきで。
この”条件つき”が肝で、あなたの目的を見失わないためにも気をつけて。
今回は、著.為末大「諦める力」をご紹介する。
現在挑戦している方、これから新しいことを始めようとしている方に、ぜひとも読んでいただきたい。
本書について、わたしの意見を交えつつ、3つのポイントに沿ってご紹介する。
そもそも、なんで挑戦してるの?
多くの人は、小学校から習い事や、スポーツをはじめる。
始めたばかりの頃は、実力に差はそんなにない。
小学校からサッカーをはじめた人は、周りより、上手い人が続けてもっと上達するために練習する。
中学・高校で部活に入ると、がんばれば県大会、全国大会と進んでいき、優勝すると周りからチヤホヤされる。
「自分にはサッカーの才能がある!」
そう思って、もっと上を目指すのは当然のことだ。
そして、プロの世界に進出すると、家族・友人の期待に応えるため、もっともっと努力する。試合で活躍できれば、注目も浴びるし、俄然やる気も出る。
なんか調子が良さそうだ。このまま、世界も獲りにいこうか。
海外チームに移籍し、日本だけでなく、世界中から期待される。
「おまえは世界一になれる!」
「誰よりも努力してきたんだから、このまま突き進め!」
日本にいた頃より、応援の数も増えたし、自分の糧にしてがんばろう。
必死に努力した。圧倒的な成績を残すために。
けど、世界は甘くなかった。
「なにがいけなかったんだろう?」「やり方がまちがっていたのかな?」
必死に思考し、試行する。
でも、現状は変わらない。
「最初はそんなものだ。慣れるまでの辛抱だ」
「今までがんばってきたんだから、こんな所であきらめたらもったいないよ」
応援する側はなんて無責任なのだろう。
楽しむことが目的で、始めたサッカーが今は自分を苦しめている。
でも、ここまで来たからには、後戻りなんてできない。
結局、周りの期待に応えることはできずに終わっちゃった。
「もし、ボクが日本に止まってプレイしつづけていたら、こんな結末にはならなかったんじゃないかな?」
「もし、高校で全国制覇した時にサッカーに踏ん切りをつけていたら、今はサッカーを純粋に楽しめていたんじゃないか?」
とても、残酷だよね。
勝ち続けたが故に、自分の首を絞めることになってしまったのだ。
大きな夢を掴むために、挑戦することはすばらしいことだ。
けど、自分が信じた道は必ずしも続いているとはかぎらない。
行き止まりになっていることを知ったときがチャンスだ。
足を止めて考えたり、少しだけ戻ったりしてみよう。
「あ、こんな道もあったんだ!」と新たな方法を探すことができるだろう。
大事なのは、目的を見失わないこと。
やめることについて考える
「ここまで続けたのに、やめるなんてもったいない」
「諦めなければ、きっと成功しただろうに」
挑戦をやめた、あなたに対して非難の声が上がる。
後ろめたさや、恥ずかしさを感じ、負のレッテルを貼られてしまうのが怖い。
日本は昔から”続けることが何より大事だ” なんて、根性論を掲げるバカがいる。
そんなものは無視して次に進もう。
諦めたっていいじゃない。
あなたが次にすべき行動は、新たな可能性の模索である。
サッカー選手の場合、次のキャリアは指導者や、解説者、もしくは全く違う分野に進むこともできる。
大事なのは、自分が出来そうだと思ったことを、とにかく試してみること。
時間がかかる作業だが、きっと新しい道を示してくれるに違いない。
その過程で、自分の得手不得手がわかり、諦める境界線を引きやすくなる。
「ココがだめだったら、あっちに行ってみよう」と自分の可能性を絞り込むことで、成功の確率がグンと上がる。
「今の人生」の横には、「別の人生」がある
挑戦するべき道を見つけたら、一歩ずつ進んでみよう。
たまに振り返って、なんか違うなと思ったら、別の道を歩いてみよう。
行き止まりにあっても、まわり道すればいいだけ。
単純作業のくり返しにすぎない。
最後に勝つのは、挑戦しつづける、あなた自身。